
ロジクールのMX Keys miniを買いました。小型のワイヤレスキーボードです。
僕はノートパソコンをBoyataのPCスタンドに載せて使うようにしてから、外付けのキーボードを使うようになりました。

これまではロジクールのK295を使っていて、静音で使いやすかったものの長時間使用していると結構疲れてくるんですよね。
それとフルキーボードなのでホームポジションからマウスが遠いのも気になります。右脇を開けたり締めたりは結構しんどいです。
そこで自分に合ったキーボードを買おうと思い立っていろいろ調べてました。
購入した経緯
最初はHHKBを買おうと思っていました。エンジニア界隈でキーボードの話になると何かと出てくるアレです。
HHKBを試しに使ってみたいものの、近くで展示品を触れるところがないんですよね。
そこでHHKBと同じ静電容量無接点方式を採用した東プレのREALFORCEがヨドバシカメラに展示されていたので使用感を確かめてみました。
さぞかし打ちやすいんだろうなぁと思って触ってみたところ、確かに打ちやすいのですが価格程の感動はありませんでした。
他にもメカニカルキーボードをいろいろ触ってみましたが、静音タイプは打鍵した時の手応えが物足りなくて、逆に音が出るものはカチャカチャうるさい。
そこで趣を変えてロジクールのMX KEYSを触ってみたら打ちやすいこと打ちやすいこと。かれこれノートパソコンのキーボードとMacのMagic Keyboardばかり使ってきたのでパンタグラフ式に慣れ親しんでいるというのが大きかったのだと思います。
フルキーボードは場所を大きく取る
僕はExcelの作業が多いのでフルキーボードのMX Keysも候補にしていました。
ただ、フルキーボードはかなり大きいのでマウスやトラックボールまでの距離が長くなるし、見た目の圧迫感もあります。
テンキーが必要だと思ったら外付けを導入すればいいし、むしろ外付けの方が好きな位置に配置できるということで、MX Keys miniにしました。
あとMX KeysよりもEnterキーや右側のシフトキー、半角/全角キーが大きく取られているのも選んだポイントです。
使用してみた感想

iMacで使っていたMagic Keyboardと並べてみました。大きさやキー配列が似てますね。
それもそのはず、このキーボードはWindowsだけでなくMacでも使えるように設計されています。
また、端末切り替えがボタン一つで行えたり、Flowという機能でスムーズに複数端末を操れるので、WinとMacの両刀使いには良いキーボードでしょう。
使用した感じはやはり軽快に打てます。キータッチは軽く、且つしっかりと手応えがあって内心地が良いです。キーのくぼみもいい感じにフィットしている気がします。
あと何よりサイズが小さくて軽いので置き場所に困りませんね。膝の上に置いて打つこともできます。
Functionキーの切り替えについて
Functionキーとメディアキーが兼用でして、音量調節ボタンは欲しいけどF4、F5、F7あたりはそのままFunctionキーとして使いたいところ。
Logicool Optionでひっくり返すことはできるというのはリサーチ済みでしたが、もっと簡単な方法がありました。
Fnキーを推しながらEscキーを押すとFunctionロックの状態となって、Functionキーを押しっぱなしの状態になってくれます。これなら場面に応じて簡単に切り替えられていいですね。
日本語切り替えキーについて
新しいキーボードなのでそれなりに慣れが必要なところがあるのはわかってはいますが、特に違和感が強かったのはスペースの2つ右にある「カタカナ ひらがな ローマ字」キーの位置です。
僕は日本語入力にしたい時はこのキーを親指で押して使うのですが、これまでやってきた動作だと押せない位置にあります。

というのも、「カタカナ ひらがな ローマ字キー」は、「J」「M」キーを通ってまっすぐ結んだところにあります(とは言い切れないと思いますが、これまで僕が使ってきたキーボードはそうでした)

一方のMX Keys miniの場合はその位置に「変換 かな」キーが存在します。
Macであればこのキーで日本語切り替えができたのですが、Windowsではそうはいかないようです。
親指をよりぐいっと内側にしないと押せないというわけで、ここの操作は慣れるのに少し時間がかかりそうです。
iOSだとUSキー配列になる
Amazonのレビューとかにも散々書かれていますが、iPhoneやiPadに接続するとUSキー配列になってしまいます。僕も実際にiPhoneに繋いでみましたがその通りでした。
アルファベットとか数字を打つぐらいならなんとかなると思いますが、Enterキー周辺の記号とかは苦労するかも。
MX ERGOとの相性は悪い
僕はMX ERGOというトラックボールを発売してすぐに購入し、今まで愛用してきました。
図体はでかいのですが、マウスのように本体を動かすことがないのでエリアを作る必要がなく、狭いスペースでも使えて実は省スペースです。何なら膝の上とか布団で寝転がりながらでも使えます。
今回のMX Keys miniとブランドが一緒ということで相性が良いかと思いきや、実は相性はあまりよくありません。そのポイントは二つあります。
充電用のUSB規格が違う
一つは充電用のケーブルがMX Keys miniがUSB-C端子なのに対しMX ERGOはMicro USB端子のためケーブルを兼用できません。
これはMX Ergoが古い機器なので仕方がないですね。それに他にもMicro USBを使う機器があるので、それを考慮するとUSB-Cへの完全移行はまだ先だと思います。
ケーブルが1本増えるぐらいなら全然我慢できます。
対応するドングルが違う
もう一つはドングルの違いです。USBケーブルは我慢できますが、ドングルの違いは利便性に大きく影響します。
MX Ergoおよびロジクール製のマウスやキーボードはこれまでUnifyingというUSBレシーバーを使っていました。このレシーバーには6台までマウスやキーボードを登録できたので、1つのドングルでマウスとキーボードがセットで使えるという構成ができました。
MX Keys miniではLogi Boltという新しい規格のドングルが対応し、逆にUnifyingは非対応になりました。つまりMX Keys miniとMX ERGOをドングルで接続しようとすると2つUSBを使用することになります。さらにMX Keys miniにLogi Boltは付属しておらず別売りという謎仕様。
Bluetoothで繋いだらええやないかって話ではありますが、通信の安定性やバッテリーの保ちを考慮するとドングルの方が良いんですよね。それにBluetoothはペアリングしないと使えませんが、ドングルは挿すだけで使えるというのも手軽です。
いっそLogi Bolt対応機種でMX Anywhere 3 For Businessをセットで買おうと思いましたが、トラックボールの利点は捨てがたかったのでMX Ergoを継続して使用することにしました。
MX Ergoの後継機種の期待
ちょうど本日にMXシリーズのメカニカルキーボードとMX Master 3Sが発表され、それらはLogi Bolt対応とのこと。
この勢いでMX Ergoの後継機種が出てくれることを期待しています。もちろんLogi Bolt対応で、あのめっちゃ回転するホイール付きでお願いします。
追記: MX Anywhere 3 for Businessを買いました
結局Logi Boltでマウスとキーボードの両方を使いたいということでMX Anywhere 3 for Businessを買いました。
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